サブディスプレイ①
iPadの利用
iPadをサブディスプレイ化する選択肢
ノートPCのサブディスプレイ(セカンドディスプレイ・モニター)として、iPadを利用してきた。
iOSデバイスのサブディスプレイ化の方法は複数あるが、母艦であるノートPCがシステム条件を満たすMacであれば、サードパーティアプリのほか、標準機能のSidecarを利用することができる。
母艦がWindowsの場合は、標準機能は利用できず、サードパーティアプリに頼る必要がある。
母艦 | 標準機能 | サードパーティアプリ |
---|---|---|
macOS | Sidecar | Duet Display(有料)、YamDisplay(広告付無料版あり)等 |
Windows | なし | Duet Display(有料)、SpaceDeck(無料)等 |
Duet Display
有線接続
現在主に利用しているノートPCはWindows機であるため、サードパーティアプリ一択となるが、個人的には、複数ある選択肢の中で、元アップルエンジニアの手による、Duet Displayを利用している。
有料アプリであり、apple storeでの価格は1,220円となる。
利用手順は大枠以下の通りであり、後はiPadを通常のサブディスプレイのように扱うことができる。iPad側でのタッチ操作も可能となる。
- Duet DisplayをノートPCとiPadにインストール
- Duet Displayを起動する
- 有線接続する(USBケーブル)
- iPad側で「このコンピュータを信頼しますか」のメッセージが出るため、「はい」をタップ
有線接続で書類作成等をする限り遅延は気にならず、何よりも手持ちのiPadをそのまま使えるため、コスト面で優れている。現在は、専ら自席での使用のみだが、旅先や外出時の緊急利用には有力な選択肢となりそうだ(ただし、電力消費が激しく省電力モード推奨とのレビューあり:【iPad】Duet Displayの使い方を詳しく解説!|iPadをサブディスプレイ化する方法)。
しかし、常用には幾つか難点がある。
- 接続の都度「このコンピュータを信頼しますか」のメッセージが出る。
- 長時間の離席後に、スリープしたPCを復帰させても、iPad側が連動して復帰するわけではない。
- また、iPadを復帰させても、Duet Displayが待機状態のまま(接続されていないとの認識)となり、接続を認識させるためには、PC側でDuet Displayの終了→起動を行う必要がある。
- (当然ではあるが)セカンドディスプレイとして利用中は、iPadの他のアプリを使うことができない。
利用環境によるところも大きいかもしれないが、このような難点があるため、現在ではUSB Type-C (Alt Mode)で接続できるモバイルディスプレイの購入に切り替えている。
無線接続
Duet Displayは無線接続等の機能拡張も可能であるが、その場合は次の通り、サブスクリプションとなる。