micro:bitでサーボモーター
micro:bitでサーボモーターを動かそうとするとき、ケーブルと電源がポイントになります。
ケーブル
ケーブルの接続口は、次の通りmicro:bitとサーボモーターで異なるため、繋ぎ方を工夫するか、拡張基盤を使う必要があります。
ワニ口〜ジャンパーピン(オス)のケーブル
下記のようなオンラインストアで販売している、ワニ口〜ジャンパーピン(オス)のケーブルを使うと、1本で済むのですっきりします。圧着工具と材料があれば自作もできます。ワニ口ケーブルとジャンパーワイヤを切断して繋ぐ方法もあるようです(Equipping a microservo with Crocodile clips)。
ワニ口ケーブルでジャンパーワイヤを掴む
micro:bitは普通のワニ口ケーブルで、サーボモーターはジャンパーワイヤ(オスーオス)でそれぞれつなぎ、最後にワニ口ケーブルでジャンパーワイヤをつかむと繋ぐことも一応できます。 ただし、ジャンパーワイヤとワニ口の接続部分は露出してしまうので、そこが接触しないかが気になります。
拡張基盤
拡張基盤には、サーボモーターのジャンパーケーブルを刺せる仕様になっているものがいくつかあるため、そちらを利用するのが手軽です。
電源
makecodeで「サーボ 出力する」を使うとシュミレーターに表示されるのは、micro:bitからの出力電圧3.3V(最大)だけで、サーボモーターに電源供給する接続方法です。
しかしながら、例えば、良く使われるサーボモーターのSG-90の動作電圧は4.8~5Vとされており、この接続方法では動作電圧を満たさないことになります。それでも動くことは動くのですが、特にmicro:bitのJST Phコネクタに電池ボックスをつなぐ方式で、電池が減ると動作が安定しなかったり動かないこともあります。
外部電源を用意するか、拡張基盤を用意するか、どちらかにした方が安定します。この辺りは、別の記事で、電源供給をまとめたときに触れています。
作例
サーボモーターは、上記のようなポイントを押さえても、不良個体があったり、想定通りに動かないこともありますが、やはり、モノを動かすのは楽しいです。書籍やウェブサイトでも、いくつか作例が挙げられています。
- 踏切
- [ふきさんのプログラミングおもちゃ]よぶと出てくるぴょっこりハート〜micro:bit – 知りたい!プログラミングツール図鑑
- [ふきさんのプログラミングおもちゃ]ベロ出し!牛乳パック〜micro:bit – 知りたい!プログラミングツール図鑑
- 【v2対応】改訂新版 micro:bitであそぼう! たのしい電子工作&プログラミング:書籍案内|技術評論社
- 作例30「サーボモーターを制御しよう」
- 作例32「Scratch連携:AIでゴミの自動分別装置を作ろう」
- O'Reilly Japan - micro:bitではじめるプログラミング 第3版
- 4-3 射的ゲームを作ろう
- 4-4 二度寝防止目覚まし時計を作ろう
- 4-7 旗あげロボットを作ろう